永住許可申請は、申請人の状況によって必要な書類や手続きが異なります。今回は、日本人の配偶者や永住者・特別永住者の配偶者、または日本人・永住者の実子として永住許可を申請する場合の手続きについて詳しく解説します。
永住許可申請の対象者
以下のいずれかに該当する方が対象となります:
- 日本人の配偶者
- 永住者の配偶者
- 特別永住者の配偶者
- 日本人の実子(特別養子を含む)
- 永住者または特別永住者の実子
申請に必要な注意点
- 日本で発行される証明書は発行日から3か月以内のものをご用意ください。
- 外国語の書類は日本語訳を添付する必要があります。
- 申請書類は原則返却不可。再取得が困難な場合は、申請時に申し出てください。
- 必要に応じて追加資料を求められることがあります。
必要書類リスト
申請内容によって必要書類は異なりますが、以下は一般的な提出書類です:
1. 永住許可申請書
- 書式はPDFまたはExcel形式でダウンロード可能。
- 写真(縦4cm×横3cm)を1枚添付。
2. 身分関係を証明する資料
申請内容によって異なります:
- 日本人の配偶者の場合:配偶者の戸籍謄本
- 日本人の実子の場合:親の戸籍謄本
- 永住者の配偶者の場合:婚姻証明書または身分関係証明書
- 永住者の実子の場合:出生証明書または身分関係証明書
3. 住民票
- 申請人および家族全員(世帯分)の住民票(個人番号を省略したもの)。
4. 職業を証明する資料
- 会社勤務者:在職証明書
- 自営業者:確定申告書控えの写し、営業許可証の写しなど
- その他:職業に関する説明書および立証資料
5. 所得および納税状況の証明
- 直近3年分の住民税の課税証明書または納税証明書
- 国税の納付状況を証明する「納税証明書(その3)」
6. 公的年金・公的医療保険の納付状況
- 年金:「ねんきん定期便」または領収証書など
- 医療保険:健康保険証の写し、納付証明書など
7. その他
- 親族一覧表
- パスポートおよび在留カード
- 身元保証書:通常は配偶者が保証人となります。
- 了解書:2021年10月以降、提出が必須となっています。
永住許可申請の流れ
- 必要書類の準備
- 全ての書類が揃っているか、該当する提出書類チェックシートを利用して確認します。
- 書類の提出
- 地方出入国在留管理局に申請を行います。
- 審査期間
- 申請後、審査には数ヶ月以上かかることが一般的です。
- 結果通知
- 永住許可が下りた場合は通知を受け取ります。
亀田行政書士事務所からのアドバイス
永住許可申請は複雑な手続きが多く、特に税金や年金の納付状況など、詳細な確認が必要です。不備があると申請が遅れることもあります。書類準備や申請に不安がある場合は、当事務所までお気軽にご相談ください。専門の行政書士がスムーズな申請をサポートします!