こんにちは。
亀田行政書士事務所です。
産業廃棄物収集運搬業の更新申請において、
「債務超過になっている」
「直前期が赤字だった」
「経理的基礎の説明を求められた」
というご相談をいただくことがあります。
その際に重要となる資料の一つが、
「収支改善計画書(経営改善計画書)」
です。
今回は、実際にご相談いただいた案件をもとに、個人情報や法人情報が特定されない形で、収支改善計画書の考え方について解説します。
産業廃棄物収集運搬業と「経理的基礎」
産業廃棄物収集運搬業の許可を維持するためには、
「事業を継続して適正に運営できる経理的基礎」
が求められます。
そのため、
- 債務超過
- 連続赤字
- 利益剰余金の大幅なマイナス
- 資金繰りの悪化
などが見られる場合には、
行政庁から追加資料の提出を求められることがあります。
債務超過だから更新できないわけではない
実務上、
債務超過だから直ちに更新できなくなるわけではありません。
行政庁が確認しているのは、
「今後も継続的に事業運営が可能か」
という点です。
そのため、
- 黒字化に向けた具体策
- 今後の収支計画
- 経営改善の内容
を説明することが重要になります。
実際に作成した収支改善計画の考え方
今回ご相談いただいた企業は、
- 債務超過状態
- 直前期は赤字決算
- しかし事業自体は継続している
という状況でした。
そこで以下の観点から改善計画を作成しました。
① 低採算案件の見直し
売上は確保できていても利益が残らない案件については、
運賃改定や取引内容の見直しを行い、利益率の改善を図ります。
⓶ 新規荷主の開拓
既存取引先への依存を減らし、
利益率の高い取引先の獲得を進めることで売上と利益の向上を図ります。
③管理コストの見直し
事務コストや管理部門の効率化を進め、
固定費の削減を図ります。
収支改善計画書で重要なポイント
行政庁が見ているのは、
「夢のような計画」
ではありません。
むしろ、
- なぜ改善できるのか
- どのように利益を出すのか
- 計画に現実性があるのか
を重視しています。
そのため、
「来年から利益が急増する」
といった計画よりも、
「毎年少しずつ利益を積み上げて債務超過を改善する」
という計画の方が説得力があります。
財務計画書との整合性も重要
収支改善計画書だけではなく、
- 財務実績・計画書
- 決算書
- 試算表
との整合性も重要です。
文章では黒字化すると記載しながら、財務計画書では赤字になっている場合などは、補正を求められる原因となります。
まとめ
産業廃棄物収集運搬業の更新申請では、
債務超過や赤字決算であっても、適切な収支改善計画を作成することで許可更新が認められるケースは少なくありません。
しかし、
- 財務計画書
- 収支改善計画書
- 経理的基礎に関する説明書
は、それぞれ内容に整合性が必要です。
亀田行政書士事務所では、
- 産業廃棄物収集運搬業更新申請
- 債務超過企業の経理的基礎対応
- 収支改善計画書作成
- 財務実績・計画書作成支援
に対応しております。
産廃許可更新に関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。




