
こんにちは、東京都北区の亀田行政書士事務所です。
2025年(令和7年)4月1日より、「自動車の保管場所の確保等に関する法律の一部改正」が施行され、車庫証明制度に大きな変更が加わります。
今回は、保管場所標章の廃止や申請方法による違い、手数料の改定など、ポイントをわかりやすく解説します。
■ 改正の概要
令和7年4月1日から、自動車の車庫証明申請等において交付されていた「保管場所標章(標章シール)」が原則廃止されます。
併せて、下記のような変更が実施されます。
- 標章シールの廃止
- 申請書等の様式の変更
- 手数料の見直し
- 申請方法による手続きの違い
■ 保管場所標章(シール)廃止の背景
これまで、車庫証明取得後に交付される標章シールは、車両に貼り付ける義務がありました。しかし、デジタル化の推進と手続きの簡素化を目的として、今後は原則廃止となります。
ただし、申請方法(窓口申請 or OSS申請)によって、扱いが異なりますので注意が必要です。
■ 申請方法ごとの違い
申請方法 | 保管場所標章の交付 | 手数料(証明申請) |
---|---|---|
警察署窓口での申請 | あり(※) | 2,400円 |
OSS(ワンストップサービス)申請 | 原則なし | 2,300円 |
※ただし、保管場所標章の交付申請そのものは令和7年4月1日以降廃止されます。
■ 【注意】令和7年3月中にOSSで申請した場合の対応
警視庁からの通達により、以下のケースでは標章の交付が行われるため注意が必要です。
- 令和7年3月中にOSS申請が決裁された場合
- 標章が発行されているため、4月以降でも500円の納付と受け取りが必要です。
■ 手数料の改定内容
令和7年4月1日以降の主な手数料は以下のとおりです:
手続き内容 | 手数料 | 備考 |
---|---|---|
自動車保管場所証明申請 | 2,400円 | 警察署窓口での申請 |
同上 | 2,300円 | OSS(電子申請)の場合 |
保管場所標章交付申請 | 廃止 | – |
保管場所証明書再交付 | 600円 | 窓口申請のみ |
保管場所標章再交付申請 | 廃止 | – |
保管場所届出 | 無料 | 手数料なし |
■ 書類の様式も変更されます
申請書や届出書の様式も新制度に合わせて変更されます。申請の際には、事前に各警察署のホームページ等で最新版の様式をダウンロード・確認してください。
■ 亀田行政書士事務所では改正後もスムーズに対応
当事務所では、法改正後の様式・申請手続きに完全対応しております。
車庫証明に関する煩雑な手続きもすべてサポートいたします。
✅ 北区・板橋区・豊島区・文京区など都内全域対応
✅ 土日・祝日対応も可能(事前予約制)
■ まとめ
- 令和7年4月1日から保管場所標章(シール)が廃止
- OSS申請の場合は原則シール不要・手数料も安く
- 3月中に決裁されたOSS申請は要注意!500円納付と受け取り必須
- 申請書様式・手数料も改正に伴い変更
新制度に対応した確実な申請をご希望の方は、ぜひ亀田行政書士事務所までお気軽にご相談ください。